マグロよ、いったいどっちなんだ？！

♪さかなさかなさかな、さかなを食べると頭が良くなる～♪
去年は子供達の間でこんな歌がはやっていました。しかし、今その魚の王様にちょっと怖いニュースがある。
イギリス食品基準局が、妊婦や授乳中の母親がマグロを摂取しすぎると胎児や乳児の神経系の発達に悪影響を及ぼすと警告した。以前に米国食品薬品局（FDA）でも胎児の脳の発達に危険があると問題になっており、香港の調査ではマグロやフカヒレの食べ過ぎで不妊症になるリスクがあるとの結果が報告されている。
原因は海中食物連鎖のトップグループに位置するマグロに高濃度の水銀が蓄積されているためである。現状では妊婦や授乳中の母親以外は特に問題ではないようだが、マグロ消費大国日本では影響が大きすぎるせいか何の警告もなされていない。 1970年代のマグロ水銀パニックを恐れてか、マグロだけには水銀濃度の規制もなく、事実上未検査で市場に出回っているからだ。官が何でも規制することには問題があるが、国民の食の安全を守ることを怠ってはいけない。
その昔、日本人はマグロに含まれるDHAをたくさん摂取しているから頭がいいんだと言われていた頃があった（？）。
最近日本人の出来が悪くなったのはマグロの水銀せいだと、欧米人は思っているかもしれない。マグロが悪いわけではない。　これ以上日本の政治家と官僚にマグロを食べさせてはいけない。

記事詳細（共同通信ウェブサイト：http://www.kyodo.co.jp/）

■関連特許　(このニュースに関連する出願特許情報をご紹介します。)
特許公報	タイトル
特開平9-47237	有害金属と塩分の多く含んだ水産物、畜産加工物、生鮮野菜果実の脱金属脱塩加工。

■関連収録セット　（弊社が過去に出版したこのニュースに関連する特許収録セット。）
セットNo.	種類	タイトル	収録年度	収録点数	価格（税込み）
9329	公開	マグロの加工方法と製品	H.7～H.13	76	\19,000
9308	公開	生鮮魚介類の静菌方法と装置	H.5～H.13	87	\20,000
9389	公開	サンマの加工処理方法と製品	H.2～H.13	85	\21,700
9388	公開	サバの加工処理方法と製品	H.2～H.13	96	\25,800
9387	公開	イワシの加工処理方法と製品	H.2～H.13	93	\25,000